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​手根管開放術について

​鏡視下手根管開放術と?

手根管症候群が進行し、保存療法では十分な改善が見込めない場合に行う手術です。

内視鏡(カメラ)を使って、手根管を圧迫している靱帯を切開し、神経の圧迫を解除します。

​手術の適応となる例

・保存療法を続けても症状が改善しない

・ 感覚障害が常にある(24時間しびれている)

・ 親指の筋肉(母指球筋)がやせてきた

・ 神経伝導速度検査で重度の障害が認められた

・夜間の強い痛みで眠れない日が続く

​手術の流れ

1. 局所麻酔で手首に麻酔を実施

2. 手首に約1cmの切開を入れ、内視鏡と特殊な器具を挿入

3. 靱帯(屈筋支帯)を切開し、神経の圧迫を解除

4. 約10分で手術終了。縫合後は包帯固定でご帰宅いただけます

​③手術にかかる時間と通院

・手術自体は約10分で終了

・点滴や説明を含めて手術室の滞在時間は約30〜40分程度

・日帰りでの実施が可能

・手術翌日に包帯除去、1〜2週間後に抜糸(通院あり)

​④術後の生活と回復

・ 軽作業(PC入力・運転など)は数日〜1週間程度で再開可能

・ 重いものを持つ作業・重労働は術後1か月程度お休みを推奨

・術後リハビリも必要に応じてご案内します

​院長による一貫対応で安心

整形外科専門医・手外科専門医・医学博士の院長が手術を担当。

2024年度は170件の鏡視下手根管解放術を実施。

小さな切開と丁寧な操作で、術後の満足度も高く、多くの患者さまから「もっと早く受ければよかった」との声をいただいています。

​※ピラーペインについて

鏡視下手根管解放術では、手のひらに傷をつけないためピラーペイン

(術後の手のひらの痛み)が出にくいとする報告が多くありますが、

従来法と発生率に大きな差はないとする研究もあり、術後の痛みには個人差があります。

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