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​【手根管症候群/症状編】

​​症状編では「手根管症候群」について分かりやすく解説しています.

原因や症状、放置すると戻らなくなるリスク、治療・リハビリの選択肢まで網羅.しびれや力の入りにくさを感じている方は早期受診の参考にしてください.

​【手根管症候群/治療編】

​​治療編では「鏡視下手根管開放術」について詳しく解説しています.従来の手術と比較し、傷が小さく回復が早いとされる内視鏡を用いた手術法の特徴や、実際の流れ、術後の注意点についても触れています.

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​手根管症候群とは?

手根管症候群は、手首のトンネル(手根管)で正中神経が圧迫されて起こる病気です。

【症状】

  • 手の親指に近い指や手のひらがしびれたり、痛んだり、チクチクしたりする

  • 手のひらが痛むように感じる

  • 手がこわばる

  • 細かい作業がしにくい

  • ボタンかけができない

  • 縫い物がしにくい

​【原因】

  • 妊娠・出産期や更年期の女性に多くみられる

  • 骨折などのケガ

  • 仕事やスポーツでの手の使いすぎ

  • 透析をしている人

  • 腫瘍や腫瘤などの出来物

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当院での手術治療について

まずは院長の診察にお入りいただき、ご相談ください。

​手術前検査

日時

スタッフまでお問い合わせくださいませ。

内容

手術前オリエンテーション
採血(感染症など)
​〇胸部レントゲン
​〇各種検査


検査①神経伝達速度検査
手を走る神経に電気刺激を与え、伝わる速さなどを図る
専門検査機器です。手のしびれや痛みの原因の場所、重症具合がわかります。

​検査②精密知覚機能検査
​太さの異なるナイロンフィラメントを用いて知覚の検査を行います。神経損傷の重症具合を把握でき、
神経の変化を早期から捉えることができます。

手術前から手術後3か月のスケジュール

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【手術費用】鏡視下手根管開放開術
1割負担:13,000円
3割負担:39,000円

※手術~抜糸(術後1週間)にかかる必要の概算です。
別途手術前検査費用(1割負担で約1,300円)や投薬による費用が上記に追加になります。

手術の流れ

​イソジンにより肘上まで消毒します。

消毒

麻酔【局所麻酔】

歯医者さんで使用するものと同様の麻酔薬です。痛みがほぼない状態で手術を行います。

手術

正中神経の真上を横切る靭帯を切開し、手根管と呼ばれる部分の圧迫を解除します。基本的に靭帯を切開することによる機能損失はありません。

手術の流れ

手術後について

手術後について

当日の注意点①
当日は入浴はできませんがシャワーは可能です。
(ビニールやゴム手袋でカバーしてください。)

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×

当日の注意点②
心臓より手を高くしてグーパー運動を行い、むくみの予防を心がけてください。

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手術後の流れ

創部の消毒

翌日、もしくは外来にて創部を消毒し確認します。

術後1~2週間ほど経過後に行います。抜糸までは水に濡らさないでください。

抜糸

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×

リハビリテーション

手術後翌日~2日後に開始。
​1対1で担当の理学療法士がサポートします!

手術後の諸症状について

手術後の症状について

Pillar Pain(ピラーペイン)
手術後1~3か月までは、手のひらの痛みや違和感が発生しやすいと言われています。半年から1年かけて改善します。手のひらに負担がかからないよう気を付けましょう。

​​(日本手外科学会「日本手外科学会雑誌」より引用)

【しびれの回復について】
​手術を行い神経の圧迫が解除された後、実験上では1日1㎜のペースで神経の回復が起こります。手術した場所から10㎝以上離れた指先の神経が再生するには、約100日を要します。手術直後にしびれが消失することはまれです。回復のペースは手術前の重症度が大きく関与し、個人差が大きいです。指先までしびれの症状が改善するにはおおむね3~12か月を要します。当院では神経の回復を促すビタミンB12を処方します。
​(日本整形外科学会HP「手外科シリーズ」より引用)

​手術に関しまして、ご不明な点がございましたらお問い合わせくださいませ。

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